持たない暮らしをキープする3つのコツ。「もの」が多い場所から上手に減らす
●(3)捨てるまでに段階を踏む
「それまで日常的に使用していたものが急になくなると不便さを感じるかもしれません。この場合、本当に処分してしまっても大丈夫かどうかを確かめるため、使わずに過ごす期間を設けています」 明らかに“今の自分には必要ないもの”は処分がラクですが、中には処分してもよいか判断に迷うものもあります。その場合、自分の中でしっかりと納得できるまで取っておくといいそうです。 「たとえば私は、炊飯器やトースターを手放す際、1か月間は別の場所に保管しておきました」 それを使わない生活で不便がないかどうか確かめてから処分することで、「一度は手放したけど、やっぱり不便で買い直した」という無駄を防ぐことができます。
●思い入れがないところから始めて、「捨て癖」をつけるのもひとつの手
ものを処分するときには、やりやすい場所を見つけることも大事。いきなりアルバムなど思い入れのあるものや、大好きなアイテム類から始めると苦労するとsumiさんは言います。 「量の多いところからやるのがおすすめですが、それ以外に比較的手をつけやすいのはキッチンですね。とくに冷蔵庫の中身は賞味期限が決まっているものばかりなのでやりやすいと思います」 sumiさんがスッキリ暮らしをしようと決意したばかりのときには、キッチンと自分の洋服から手をつけたそうです。 ただ、興味関心の度合いや好き度によって処分のしやすさは変わります。あらかじめ期限が決められていたり、なんとなく集めてしまったもの、量が多いアイテム類から始めてみるとよさそうです。
小林ユリ