競泳・33歳入江陵介「みんなが派遣標準に近いところで泳げたら」五輪イヤーにベテランの思い
パリ五輪代表選考会の前哨戦である『KOSUKE KITAJIMA CUP 2024』に向けた前日記者会見が18日行われ、33歳の入江陵介選手や東京五輪金メダリストの大橋悠依選手らが出席しました。 【動画】入江陵介「正直、高い記録」五輪標準記録へ本音 各選手が高い壁へ意気込み 今夏行われるパリ五輪。代表入りに必要となるタイムである派遣標準記録は、前回の世界選手権より高いタイムが設定されました。 五輪イヤーに向けて入江選手は「正直、高い記録だと思ってます。昨年の選手のタイムと比較しても突破した人が少ないので厳しいオリンピック選考会になると思っています」と話しました。 五輪は4大会連続出場。33歳にしてなお、背泳ぎの第一人者として日本競泳界を引っ張る大黒柱は「非常に緊張感がありますし、プレッシャーや不安もありながら日々戦っています」と本音をこぼしつつも、「派遣標準から、なるべく近いタイムでこの大会を泳げれば自信を持っていける。他の選手たちもそんな気持ちを思いをもっていると思うので、みんなが派遣標準に近いところで泳げたらいい」と話しました。 また、今大会は最優秀選手に賞金50万円が贈られます。24日には34歳の誕生日を迎える入江選手は、去年賞金で自分へのプレゼントに自転車を買うと宣言していましたが、「去年、最優秀賞とれなかったので残念ながら自転車買えず、現状同じものを使っています」と笑顔で振り返りました。 「賞金が出る大会が数少ないのでありがたいですし、こういった試合がどんどん中高生とかの夢になっていければうれしい。僕自身も一つのモチベーションになってます」と語り、「今回はエスプレッソマシンがほしいかな」と笑いを交えながら記録と共に賞金も狙います。