【全日本大学女子駅伝】来年各地区に割り振られる見込みの「成績枠」は 大健闘チームのコメント紹介とともに、M高史が解説
優勝以外にも大事な「8位、12位、17位以内」
全日本大学女子駅伝には優勝以外にも「8位以内」「12位以内」「17位以内」という激しい順位争いがあります。 まずは「8位以内」。ここに入ればシード権獲得となり、翌年も出場することができます。東北地区では、東北福祉大学が2年連続シード権獲得の5位に入ったことにより、各所属連盟に割り振られる「地区枠」からは対象外に。そこで来年も東北地区からは、もう1校出場することができます。 続いて「12位以内」。ここに入ったチームには、12月30日に予定される富士山女子駅伝への出場権が与えられます。全日本で13位以下となったチームは、全国一律で「アディショナル枠」を争わなければなりません。5000m7人のシーズンベスト(年度内、エントリー前日となる12月1日までの公認記録)の合計タイムで上位10チームに入れば、今年の富士山女子駅伝に出場することができます。 全日本大学女子駅伝にも5000m6人の合計タイムによるアディショナル枠が、3枠ありました。富士山女子駅伝は7区間ということで、7人の合計タイムとなります。この7人目のタイムというのもキーポイントでして、チームの選手層の厚さが、より問われてきます。エントリー期限となる12月1日まで、各地で記録会が開催されますので、今後も目が離せません! 「17位以内」というのも大事な順位です。1位から8位までにシード権が与えられますが、9位から17位までのチームには「成績枠」として、翌年の各地区に割り振られます。たとえば、昨年の9~17位には関東地区が7校入ったため、今年の関東大学女子駅伝ではシード校以外の上位7校が全日本行きを決めました。 今年の9~17位は関東が6校、関西が2校入ったので、それぞれ「関東6、関西2」の成績枠が与えられる見込みです。つまり、来年の関東大学女子駅伝で6校、関西学生女子駅伝で2校が全日本大学女子駅伝に出場できると思われます。まだ、来年に関して主催者から発表がないため、断言はできませんが、例年通りですと上記のようになります。 まずは12月30日の富士山女子駅伝に向けて、各チームの皆さん、これからも現状打破!
M高史