急きょの一発アタック争いをLEON PYRAMID AMGが制す。エボ2投入のMETALIVE S Lamborghini GT3がいきなりの2番手【第4戦GT300予選レポート】
8月3日、静岡県の富士スピードウェイで2024年スーパーGT第4戦『FUJI GT 350km RACE』の公式予選が行われ、GT300クラスはLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)がポールポジションを獲得した。 【正式結果】2024年スーパーGT第4戦富士 公式予選 当初14時25分から開始される予定だった公式予選だが、その前に行われたFIA-F4レースでオイルがコースに出てしまい、その処理のために開始が5分ディレイ。さらにオイル処理後にコースコンディションの状況がセッションごとに変化してしまう可能性が考慮され、GT300クラスの予選はタイム合算を行わない“ウエットフォーマット”で争われることになった。 そんななか迎えたGT300クラスの予選B組は、気温33度、路面温度54度というコンディションで14時30分にスタート。13台が出走した10分間のセッションでは、篠原拓朗が駆るLEON PYRAMID AMGがまずはトップタイムを記録。しかし、その周回は四輪脱輪でタイム抹消となってしまうが、ふたたび篠原が1分38秒195で首位に立つ。 そのタイムをチェッカーラップで山内英輝のSUBARU BRZ R&D SPORTが上回り、1分38秒195でトップ通過を果たした。以下、LEON PYRAMID AMG、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、METALIVE S Lamborghini GT3、Syntium LMcorsa GR Supra GT、グッドスマイル 初音ミク AMG、apr LC500h GT、RUNUP RIVAUX GT-Rまでが“アッパー16”に進出した。 9番手以下のUPGARAGE NSX GT3、Green Brave GR Supra GT、シェイドレーシング GR86 GT、HOPPY Schatz GR Supra GT、脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-Rは“ロワー17”に進む。 続くA組セッションでは、まっさきにアタックしたマッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号が藤波清斗のドライブで1分38秒867をマークすると、続くUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIのロベルト・メリ・ムンタンが1分38秒774でトップタイムを上回る。 アタック合戦はさらに続き、GAINER TANAX Z、JLOC Lamborghini GT3もタイムを更新するなか、最終的に前戦ウイナーのD’station Vantage GT3の藤井誠暢が1分38秒106でトップとなった。2番手はマッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号、3番手はStudie BMW M4が続いた。 4番手以下はUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI、JLOC Lamborghini GT3、GAINER TANAX Z、ANEST IWATA Racing RC F GT3、PONOS FERRARI 296までがアッパー16進出。 ランキングトップのmuta Racing GR86 GT、小山美姫がアタッカーを務めたアールキューズ AMG GT3、apr GR86 GT、HELM MOTORSPORTS GT-R、PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG、K-tunes RC F GT3はロワー17に進んでいる。 タイム合算を行わないウエットフォーマットになったため、GT300クラスのQ2は“ロワー17”、“アッパー16”に全車が出走するものの、両セッションのなかでの純粋なタイム順で争われる。このためアッパー16進出車両でポールポジションから16番手、ロワー17進出車両で17番グリッドから最後尾までを決めることになる。 まずGT300クラスのQ2として行われたグループ2“ロワー17”では、UPGARAGE NSX GT3の小出峻が記録した1分38秒517がトップタイムとなった。これでUPGARAGE NSXがロワー17最上位となる17番グリッドを得た。 18番手以下はmuta Racing GR86 GT、Green Brave GR Supra GT、HELM MOTORSPORTS GT-R、HOPPY Schatz GR Supra GT、K-tunes RC F GT3、apr GR86 GT、アールキューズ AMG GT3、PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG、脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R。シェイドレーシング GR86 GTは出走せずにQ2を終えている。 そしてGT300クラスのポールポジションを決めるグループ1“アッパー16”では、まず今回も速さをみせるD’station Vantage GT3のチャーリー・ファグがトップに立っていたが、LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥がそれを上回り、1分37秒764で今季二度目のポールポジションを獲得した。 2番手には今回からランボルギーニ・ウラカンGT3“エボ2”を投入し、午前中の公式練習がシェイクダウンとなったMETALIVE S Lamborghini GT3が坂口夏月のアタックで0.051秒差で続いた。3番手には最終アタックでタイムを上げたグッドスマイル 初音ミク AMGというトップ3になっている。 Q1から速さをみせたD’station Vantage GT3は4番手、第2戦ウイナーのJLOC Lamborghini GT3は5番手、そしてリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが6番手に。以下、PONOS FERRARI 296、GAINER TANAX Z、SUBARU BRZ R&D SPORT、Studie BMW M4までがトップ10となった。 11番手以下はUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI、apr LC500h GT、マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号、ANEST IWATA Racing RC F GT3、RUNUP RIVAUX GT-R、Syntium LMcorsa GR Supra GTまでが16番手となる。 [オートスポーツweb 2024年08月03日]