新東京五輪エンブレム発表(全文1)ようやく見つけた大切なもの
東京2020エンブレム委員会、王貞治委員より一言
王:21名の委員の皆さんとずっと議論を重ねさせていただいて私は、本当にこういう世界があるのかと。今まで自分の生きてた世界とは違う世界で、大変新鮮でした。そういった中で皆さんのいろいろな専門家の方、デザイナーの方もいましたけど、やはり女性の方もいました、男性もいました、法律家の皆さんもいました。本当、多くの皆さんの、あらゆる角度からの意見が出て、大変私も勉強になりました。 で、本当、公明正大にこの野老さんの作品が選ばれたこと、本当に胸を張って皆さんにお伝えできると、そのように思います。本当に日本を代表するような、日本というイメージがぴったりのこの作品が、エンブレムとして皆さんに大切にしていただいて、大きく育ってもらえればいいなと、そのように思っております。どうもありがとうございました。
デザイナーの野老朝雄氏より一言
司会:ありがとうございました。それでは最後に野老さまより一言、お願いいたします。 野老:野老です。先ほども頭が真っ白と申したのですが、1つ1つ答えられることは述べさせていただきたいと思っています。 本当に長い審査、お疲れさまでした。いや、すごくそう思います。もう本当に、今までにないコンペティションだったと思いますし、そこに参画できて、この場にいれることを非常に誇りに思っております。ありがとうございます。 司会:ありがとうございました。それでは、続きましてメディアの皆さま方よりご質問をお受けしたいと思います。ご質問の際にはご所属とお名前、そしてまた、誰に対するご質問かを明らかにした上で、ご質問をお願いしたいと思います。ご質問のある方は挙手をお願いいたします。マイクがまいりますので、それまでお待ちください。それでは真ん中のブロック、最前列の一番はじの方からお願いいたします。 (撮影:山本宏樹/DELTA PHOTO)