新東京五輪エンブレム発表(全文1)ようやく見つけた大切なもの
2020年東京五輪・パラリンピック組織委は25日、新しい大会エンブレムを発表した。採用されたのは、「組市松紋」がコンセプトのA案。エンブレム委員会の宮田亮平委員長は「たいへんお待たせした。この瞬間から2020年大会の顔となり、このエンブレムを愛してほしい」と述べた。 【中継録画】新しい東京五輪エンブレムにA案 宮田委員長と王貞治氏が発表
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会事務総長、武藤敏郎氏より一言
司会:はい。お待たせいたしました。これより記者会見を始めさせていただきます。ここからの進行は私、組織委員会、小野日子が務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず初めに出席者をご紹介申し上げます。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会事務総長、武藤敏郎。東京2020エンブレム委員会、宮田亮平委員長。東京2020エンブレム委員会、王貞治委員。そして、本日決定、発表いたしましたエンブレムをデザインされました、野老朝雄さま。以上の皆さまです。それでは発表会を終えて、今のお気持ちを皆さま方に一言ずつお伺いしたいと思います。 それでは、武藤事務総長よりよろしくお願いいたします。 武藤:ようやく本日、東京2020の大会エンブレムが決定されまして、皆さんに発表することができました。組織委員会を代表いたしまして、大変うれしく思うと同時に、エンブレム委員会の皆さまのご尽力に感謝したいと思います。 4月8日には最終候補作品を4作品公表し、その後、国民の皆さんから意見を聴取いたしました。約10日間で述べ4万人を超える方から、約11万件の大変多くのご意見をいただきました。また、昨年末のエンブレム案の応募では、1万5000件の、多数の応募をいただいたところでございます。このようにエンブレム案の応募、最終候補作品への意見という形で今回のエンブレムの選考に参画いただいた方々に感謝し、引き続き東京2020のサポーターとして応援いただければありがたく思います。 今回のエンブレム選考の大きなテーマは、参画でございました。こうしたエンブレムの選考は、IOC、IPCの歴史上初めて採用されたものであります。われわれとしても大変なチャレンジングな取り組みでありましたが、今後のモデルとなるのではないかと自負をしております。今後はこのエンブレムと共に、2020年に向けて日本中、そして世界でも盛り上げていきたいと思います。このエンブレムが国民の皆さんの支持を得て、東京大会のシンボルとして末永く記憶されることを願っております。以上でございます。 司会:ありがとうございました。続きまして宮田委員長より一言、お願いいたします。