「言いたいことはスパッと」尾木ママが語る思春期の乗り越え方【テレビ寺子屋】
◆「どうしたの?」から始めて共感する
もうひとつのコツは、「なんか悩んでるかな、イライラしてるしどうしたのかな」というとき、ありますよね。 そういうときは「どうしたの?」。このたった5文字、これを発してみる。 すると理由を聞いてくれたわけですから、答えやすくなります。答えたことに対してどうするのかというと、ここが大事です。 「そりゃ大変だったね」と共感するのです。するとなんか心が楽になって、元気が出てきます。 共感されることによって、「あるべき方向」に自分から進もうとしてくれます。そうしたら、「すごいね、あなたは」と褒めたらいいんです。 「どうしたの?」と簡単なようでなかなか言えないんですよ、頭にきちゃうから。ぜひ練習して使ってみてください。この2つのポイントを生かし、思春期の子供の子育てを楽しく乗り切っていきましょう。
尾木直樹:1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、教師として22年間子供主役の教育を実践。その後大学教員に転身し22年教壇に。現在は法政大学名誉教授、臨床教育研究所「虹」所長。 ※この記事は12月15日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。
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