浅野ゆう子 女優へのこだわり「主演じゃなくていい」
■憧れの先輩の存在 まだまだ成長途上 ひた向きになれるのも、憧れの先輩の存在があるから。プライベートでのヒーロー的存在は『抱きしめたい!』で共演した女優の野際陽子。「“陽子様”は今年で78歳ですが、歳を重ねるごとに好奇心・探求心・行動力は増すばかりで、私の目標となって前を歩いてくれる。LINEもやっているし、スタンプも送ってきますからね。本当に凄い」と目を丸くする。そんな姿に感銘を受けつつ「四捨五入すれば、私もまだ50歳。今の高齢者は元気で強いし、立て直しだって可能。精神年齢は40歳のつもり。公式ホームページのブログもリニューアルする予定です。ツイッターも難しそうだけれど、やってみようかどうか検討したい」と、大先輩に負けずITを駆使していくつもりだ。 『ほっとけない魔女たち』の共演者の中で一番若い三宅健からは「ゆう子さんが一番元気で驚いた」と言われたそうで「昼ドラはハードスケジュールだけれど、不思議なことに、疲れれば疲れるほど、映りが良くなる。職業病でしょうか」と、笑顔をみせる。芸歴40年の大ベテランは、まだまだ成長途中のようだ。 (取材・文/石井隼人) ■浅野ゆう子(あさの・ゆうこ) 1960年7月9日、兵庫県出身。9月1日スタートのフジテレビ系昼帯ドラマ『ほっとけない魔女たち』(月曜~金曜午後1:30東海テレビ制作)に主演。共演はV6の三宅健、室井滋、松本明子、釈由美子ら。4姉妹の痛快人情エンターテインメントで、浅野は「リハーサルをして本番に入ると、撮影初日から全員が役に入っていた。それは役者として凄いことだし、それだけ豪華なメンバーが集まったという手応えを感じている」と放送を楽しみにしている。公式サイト