輪島朝市通り 職人らが見つめる中で公費解体
北陸朝日放送
能登半島地震から半年。輪島市の朝市通りでは店の関係者が見つめる中、 倒壊した漆器店の公費解体が行われています。 公費解体が始まったのは朝市通りの入り口にある鮓井漆器店です。 この店では漆器の販売のほか職人による製作も行われていましたが、 元日の能登半島地震で建物が倒壊しました。 店の経営に関わってきた鮓井辰也さん(72)は午前10時から始まった解体作業を ときおり涙を浮かべながら見つめ、この場所からの再出発を誓っていました。 鮓井さんは商店街が復旧・復興されるまで出張朝市などで 輪島の現状などを全国に発信していくことの必要性を訴えました。