神戸ルミナリエ、25年も1月開催へ 震災30年の節目、会場分散型も踏襲 日程は2月2日までの10日間
阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」について組織委員会(会長=久元喜造神戸市長)が、震災30年の節目となる次回日程を来年1月24日~2月2日の10日間で開催する方針であることが分かった。今年1月の開催形式を踏襲し、会場を分散して開催する。 【写真】阪神・淡路大震災発生当夜の神戸・三宮 今月24日の組織委・実行委員会会合で承認されれば正式決定する。ルミナリエは震災が起きた1995年に始まった。毎年12月に開催してきたが、年末商戦への影響や交通規制に伴う警備費の負担などが課題だった。前回初めて時期を今年1月に移した。 実行委の検証チームが6月にまとめた報告書では、1月開催を支持する来場者の声が大勢を占めた。関係者によると、組織委は震災発生日の1月17日を鎮魂の日として重視し、ルミナリエ期間との重複は避ける。集客効果が高い土・日曜を期間内に最大限に含めるよう、開幕を1週間後の同24日に設定する。 会場は東遊園地や旧居留地の三井住友銀行神戸本部ビル前などが中心。メリケンパークには再び有料ゾーンを設け、光の回廊「ガレリア」を設置する見込み。(金 旻革)