【衆院選】石破総理・和歌山2区応援演説で「政治とカネの問題」を陳謝
自民党総裁の石破茂総理大臣が、10月20日、衆議院選挙に立候補した公認候補者の応援で和歌山県を訪れ、今回の選挙の争点のひとつ「政治とカネの問題」について陳謝しました。 石破総理は、午前9時過ぎ、海南市のJR海南駅前で和歌山2区の自民党の新人・二階伸康候補の応援演説に立ち「我々自民党は『政治とカネ』について深くお詫びする。誰からいくらもらったのか明らかにならなかった。もうこのような事はやらない。カネの流れを必ず明らかにし、最終的な責任は総裁である私が取る。自民党は深い反省のもと、自由闊達な議論と、公正公平、謙虚な政治を、もう一度日本の国と自民党に取り戻す」と述べました。その上で、地方創生や防災減災の強化などに取り組む方針を示しました。 石破総理の演説には、和歌山県選出の国会議員や県内の議会議員・町長、それに一般の有権者や支持者らが多く集まり、耳を傾けた一方、前日の早朝、東京の自民党本部に火炎ビンが投げ込まれたあと、総理官邸の柵に車が突っ込んだ事件の直後とあって、会場では金属探知機による持ち物検査が行われるなど、厳重な警備体制が取られました。 衆議院選挙和歌山2区は、自民党の新人・二階候補と、自民党を離党して参議院からくら替え立候補した無所属の新人・世耕弘成候補が保守分裂の激しい攻防を繰り広げているほか、立憲民主党の新人・新古祐子候補と、共産党の新人・楠本文郎候補、諸派の新人・高橋秀彰候補も立候補し、全国的に注目を集める選挙となっています。