Google Chromeを最大化した後に「元のサイズに戻す」ボタンが効かないのはなぜか?
Google Chromeのウィンドウを右上の「最大化」ボタンで最大化した後に、ウィンドウのサイズを「元のサイズに戻す」ボタンがなぜかクリックできず、元に戻せない――。こんな経験はないだろうか。 【画像】chrome://flags/の中のTouch UI Layoutの設定 こうなってしまっても、タイトルバー(というか今はタブと統合されているのだが、空いているところ)をドラッグしたりダブルクリックしたりすれば元のサイズに戻せるのだが、古い人間(筆者)からすると「なんてお行儀の悪い作りだ」と思ってしまう。 実は、この現象はすべてのPCで発生するのではなく、タッチパネルを備えたPCで発生するようだ。いつからか分からないが、Google Chromeにはタッチに最適化したUIのモードを備えているようで、タッチパネルが検出されると、一度最大化したウィンドウでは「元のサイズに戻す」ボタンが無効化される。 ちなみにこのモードでは、ボタンやURLのバーが若干大きく広くなって、タッチしやすくなる配慮がなされている。Windows 8時代におけるタブレットモードに似た挙動だと思えば良いだろう。しかし、タッチパネルを備えていても補助的にしか使っていないユーザーにとってみれば不要な長物だ。 この挙動を制御しているのは「chrome://flags/」の中で設定できる「Touch UI Layout」(chrome://flags/#top-chrome-touch-ui)の項目。標準では「Default」となっていて、タッチパネルの有無に連動するようになっているので、ここを「Disabled」に設定すれば、タッチに最適化したUIを完全にオフにできる。もし困っているのであれば、設定してみると良いだろう。
PC Watch,劉 尭