スマート フォーツー クーペEQ：中古で買える、走行距離の少ないシティ電気自動車。

BEV版の「EQ」を出したが、その人気に拍車がかかることはなく、一世を風靡した「スマート」の歴史が終わる。

スマート フォーツー クーペ EQは、おそらく理想的なシティカーだ。シュトゥットガルトの個人オーナーが、中古のコンパクトカーを12,999ユーロ（約215万円）で販売中だ。

「スマート フォーツー クーペ EQ」終わりの日は近い：生産は2024年半ばに終了する。公式には、すでに注文はストップしている。つまり、新車は徐々に品薄になり、良質な中古車はおそらく値上がりするだろう。 しかし、シュトゥットガルトの個人出品者が提供する「スマート フォーツー クーペEQ」は、まだ新車である。ワンオーナーで、走行距離はわずか2,800kmだ。

航続距離の短いスマート フォーツー

マルチファンクションステアリングホイール、DABラジオ、Bluetoothハンズフリーシステムを装備。

他の小型車は32kWhのバッテリーを搭載しているが、スマートは17.6kWhしかない。したがって、このモデルは航続距離の奇跡ではない。とはいえ、スマートは市街地ではそれなりに効率的だ。スマートが発表した航続距離135kmのうち、少なくとも125kmは達成できる。 電動モーターの出力は60kW（82馬力）。メーカーによると、100kmあたりの消費電力は15.1kWh。

安全性という点では、この小さなシティランナバウトは大きな車のように充実している。例えば、運転席、助手席、サイド、ヘッドエアバッグが装備されている。ABSとESPは、クルーズコントロール、LEDデイタイムランニングライト、タイヤ空気圧モニタリングシステムと同様に装備の一部となっている。 オートエアコン、電動ウィンドウ、ヒルスタートアシストにより、最低限の快適性は確保されている。助手席の背もたれを倒せば、大きな買い物にも対応できるスペースを確保できる。 かつて、我々が行ったテストでは、回転式スピードメーターは特に見やすくなく、空調コントロールパネルはかなり低い位置にあった。しかし、このスマートには中央に8.9cmのディスプレイがあり、メニュー構成はほぼ一目瞭然だ。