「オフ・ザ・ボールのところが苦手かなと…」鮮烈ヘッド弾の三笘薫は菅原由勢の“弱点”を狙っていた! 試合後に取材記者に明かした攻略法「マンツーマン気味に来るのはわかっていた」【現地発】
「由勢も前のスペースを埋められてなかった」
ブライトンの三笘薫が11月29日のサウサンプトン戦(1-1)で2試合連続得点を記録した。プレミアリーグでは、デビューした2022-23シーズンの1月21日のレスター戦、2月4日のボーンマス戦で連続ゴールを決めて以来、約22か月ぶりのこととなった。 【動画】菅原を翻弄!三笘の豪快なダイビングヘッド弾 開始29分に訪れたこの場面。右サイドのタリク・ランプテイからのクロスに反応した三笘は、マークについていた菅原由勢を振り切って中央に入り込み、ボックス内で中途半端にハーフバウンドしたボールに見事に頭で合わせた。 久々の2試合連発ゴール。決して簡単ではないフィニッシュだったが、試合後の背番号22は浮かれた様子は見せずに、「結構距離があったので、考える時間あった。ヘディングの方がいいかなってところで感覚的に行けました」と、淡々と得点シーンを振り返った。 「(マークは)マンツーマン気味に来るってのはわかってたんで。センターバックがあれだけ前に出てくれるとやっぱ(スペースが)空くってのは分かっていましたし。クロスはいいボールでしたけど、由勢もちょっと前のスペースを埋められてなかったんで、チャンスかなと思ってました」 「僕も(ゴールを)取れない時は取れないし、取れる時は取れますけど。自分の能力が上がってきた時に取れてるのもありますし、チームとしてチャンスがたくさん来るチームなんで、もっと決めないといけないですけど。これから稼がないとなと思ってます」 自身に厳しく、パフォーマンスに納得することが少ない、なんとも三笘らしい答えとも言えるが、最下位のチームを相手に3連勝できなかったことの悔しさの表れだったのかもしれない。 だが三笘個人のプレーだけにフォーカスを向ければ、シーズン中盤を迎える現時点で、調子は確実に上がってきている。以前よりも明らかに動き出しがシャープになり、ゴールへの嗅覚が冴え始めている。印象的だったのが前半7分。セインツ(サウサンプトンの愛称)のコーナーキックからボールを拾い、ブライトンがカウンターをした局面である。 こぼれ球をヤシン・アヤリが拾い、素早く前線へ送ると、そのボールを菅原がカットしたが少しタッチが大きくなる。日本代表のチームメイトの背後に迫っていた三笘は、その一瞬の隙を見逃さなかった。ボールを奪って即前進、ゴールキーパーが飛び出していたのを見るとすかさずゴールを狙った。ポストのわずか右へと外れて惜しくも得点ならなかったが、数試合前までは見せなかった積極性が戻ってきている。 「ああいうのは得意ですけど、ちょっと逆に余裕がありすぎて引っかかっちゃいました。うん...まあまあ。ちょっとああいうとこはしっかり決めないと、と思いますね」
【関連記事】
- 「三笘クリアさんだ」「メンバーやべえ」三笘薫の愛妻となでしこ5人衆の“集合ショット in Brighton”が反響!「こんな凄い繋がりがあるとは」
- 「ミトマの功績はすでに伝説」2戦連発の三笘薫が達成した“偉業”に現地メディアが喝采!「同胞の誰よりも優れている」
- 「ソンとキムがいないのにクボが?」久保建英のFIFA年間ベスト11ノミネートに韓国メディアも驚き!“自国選手ゼロ”に啞然「フンミンはプレミアで17G10Aと大活躍したのに…」
- 「彼を追うのをやめていない」5大リーグのU-25GKランキングでなんと2位! 日本人守護神にプレミア強豪が熱視線「あっという間に成長した」
- 「タケの独壇場」「手がつけられない」16戦無敗の強豪から1G1Aの久保建英をソシエダ番記者が絶賛!指揮官の起用法や“過剰な要求”に苦言「彼が去った日、我々が受けるショックは大きい」【現地発】