森保監督なら「選手は頑張れる」…識者絶賛、外国人指揮官と違い「絶対分かっている」
欧州組の増加、日本人指揮官による底上げが進化の要因と分析
サッカー日本代表は11月15日にインドネシア代表と、19日には中国代表と2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う。ここまで4試合で3勝1分けと無敗を継続してグループCの首位に立つ森保ジャパン。元北朝鮮代表FW鄭大世氏は現在の日本サッカーを「過去最強ですよ、間違いなく」とし、進化の要因を2つ挙げた。 【一覧リスト】森保ジャパンが「世界13位」 “ドイツ超え”最新ランキング「言葉を失った」 スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」にゲスト出演した鄭大世氏は「日本のサッカーなんて言うことないじゃないですか。過去最強ですよ、間違いなく。プレミアリーグで5人プレーしているんですよね? ありえなかったじゃないですか。それだけ世界の情報の感度が上がってきていますし、日本でも映像を見てマネできるようになりましたし、距離が近づいていきやすくなった」と指摘した。 さらに「そこで活躍する選手が今、日本代表でスタメンになっている。そこが大きな変化ですよね。Jリーグを卑下するわけではなくて、向こうに行けば、違いが大きいんです。その違いの大きいところは球際なんです。でも、それはJリーグにいたら絶対に気づけなかったこと」と、世界最高峰とされるイングランドをはじめ、欧州でほとんどの選手がプレーすることが日本サッカーの発展につながっていると語った。 さらに、日本代表にとっては日本人の森保一監督が率いていることが大きい、と続ける。「向こう(欧州)で気づくのは、球際のことと、努力を認める文化が文化として(海外に)ないこと」という。 「結構、外国人監督の下でプレーしていると、スタメンを変えないんです。シーズン最初の段階でメンバー外の選手は、永遠にメンバー外。でも、日本人監督はそういう選手を見る。サブの選手やメンバー外の選手が、どれだけ頑張っているかを見ている。その選手たちの努力を認めて、スタメンにすることもよくする。それを森保監督は絶対に分かっているはずなんです。そういう部分があれば、日本人選手は頑張れるんです。サブの選手も、サブ以外の選手も、自分が頑張れば絶対にチャンスがあるということを(分かっていて)いい影響を生んでいるのが今の日本代表だと思います」 最終予選で快進撃を見せている日本代表だが、鄭大世氏は欧州組が増えたことと、日本人指揮官がチームの底上げを図れていることが大きいと感じているようだ。
FOOTBALL ZONE編集部