“鍋の季節” 欠かせない野菜の価格が高騰 鍋料理店や食卓を直撃…工夫も
鹿児島読売テレビ
6日の朝はいつもより気温が下がり肌寒く感じました。7日はもっと気温が下がりそうです。そんな中、食べたくなるのが、お鍋ですよね。スーパーには鍋に欠かせない野菜が並んでいますが、2024年は猛暑などの影響で高値となっています。 6日の県内は気温がぐっと下がり、最低気温はさつま町柏原で8.9度、鹿児島市で14.7度となるなど、県内22の地点で今シーズン最も低い気温となりました。 県内は7日さらに気温が下がり、伊佐市大口で3度、鹿児島市で12度が予想されています。 近づいてきた冬の気配に街の人は。 (街の人) 「結構冷えてきている。半袖で出歩くことが少なくなった。朝晩ちょっと冷えてきているので体調管理には気を付けないと」 そんな中恋しくなるのが「お鍋」です。鹿児島市の鍋料理の店ではさっそく鍋を楽しむ人の姿が見られました。 一方、厨房では… (黒豚しゃぶ鍋八幡先原慶行店長) 「仕入れが高いがお客様からはそんなに取れないので困っている」 鍋野菜の高騰が店を直撃していました。 (黒豚しゃぶ鍋八幡先原慶行店長) 「値段を上げるのも考えているが急激にあげるとお客様に負担がかかるので量を減らしたりとか。ふつうは白いところが柔らかくて甘いからお客様に出すが青いところ、今まで使っていないところを細く切って飾りで使ったりしている」 メニュー表を従業員が手作りするなど経費削減のための工夫を行い値段を上げない努力を続けています。 鹿児島市のスーパーでも。 (客) 「高すぎる。鍋を食べたいと思うが野菜が高くて食べられない。安かったらとにかく買うという感じ。高かったらやめるという感じ。ちょっとつらい」 白菜の値段は2023年より1.5倍、白ネギやキャベツは例年の倍以上と鍋野菜が高騰しています。 (城山ストアーフレッセ高見馬場川畑文昭さん) 「暑くて野菜が育たないとか物が悪くなるとかでずっと高値が続いていたので、その影響が尾を引いているという感じ」 川畑さんは、「今後、県産の野菜の出荷が進めば価格も落ち着いてくるのでは」と話しています。スーパーでは、こんな工夫もしています。 (間世田桜子アナウンサー) 「通常はこのように3本入りで売られている白ネギなんですが少しでも買いやすい値段にするためにこのようにカットにした状態で売られているものを増やしているということです」 食卓や飲食店への影響はしばらく続きそうです。