(写真:UchuBiz)

テレビ東京の人気番組「おはスタ」で“宇宙のおねえさん”として活躍する、宇宙キャスターの榎本麗美氏。子どもたちへの宇宙教育に熱を注ぐ榎本氏が執筆した書籍「めざせ！未来の宇宙飛行士」（時事通信出版局）が10月31日に発売される。価格は税別1500円。 　2023年2月、JAXAが実施した選抜試験において、過去最多となる4000人以上の応募者の中から、諏訪誠氏と米田あゆ氏の2名が、2009年以来14年ぶりに宇宙飛行士候補者に選ばれた。今後は5年に1回のペースで募集されることも発表されており、我こそはと次なるチャンスを狙っている人もいるだろう。 　本書は、そんな将来宇宙飛行士を目指す子どもたちに向けた、7つのレッスンによって構成されている。具体的には、（1）2040年の宇宙ライフ、（2）宇宙への挑戦、（3）宇宙ってどんなところ？、（4）宇宙飛行士になる方法、（5）宇宙飛行士のリアル、（6）宇宙をめざす君たちへ、（7）やってみよう！仮想選抜試験対策、という内容だ。 　山崎直子さんや金井宣茂さんなどの先輩宇宙飛行士や、JAXAの選抜試験担当者のリアルな声などを紹介しつつ、宇宙飛行士に必要な能力、心構えを身につける方法などを、榎本氏がわかりやすく解説する。特に、選抜試験について具体的に記された「仮想選抜試験対策」は目を通しておきたい。 　実は榎本氏は、2021年に宇宙飛行士候補者選抜試験に挑戦する人のための講座も開いており、これまでに小学生から大人まで100名近くにレッスン。その中から、実際に試験を受けた2名の生徒がセミファイナリスト（約4000人の応募者の中から2次選抜まで進んだ50人）に選ばれており、その信頼性は折り紙付きだ。子どもに限らず、宇宙飛行士を目指す全ての人に手に取ってほしい一冊となっている。 （協力：時事通信出版局）