“神秘の紅葉”路上駐車に観光バスが大行列 外国人観光客も増加 長野県「上高地」
標高1500メートルにある長野県・上高地の駐車場は、大型バスの列がおよそ250メートルにもなっています。紅葉の時期しか見られない絶景を見るために、今、日本人だけでなく多くの外国人観光客も訪れて大変な混雑となっています。 【画像】長野・松本市の「上高地」 紅葉のピークを迎え観光客が殺到
■“神秘の絶景” 色付く紅葉や神の池
黄金色に染まったカラマツが、水面に反射する幻想的な風景に、赤や黄色に色付く紅葉と、緑の木々との美しいコントラスト。雄大な穂高連峰を眺めながらの絶景が秋の訪れを感じさせます。 透明感あふれる水面に、鮮やかな赤と黄色が反射するのは、穗高神社奧宮にある「明神池」。 あぜに祭られる御祭神は、初代天皇とされる神武天皇の叔父「穂高見命」で日本アルプスの総鎮守。 神々を祭るに最もふさわしい神聖な場所から“神の池”とも言われています。 環境省 国立公園レンジャー 松野壮太さん 「ここ数日の冷え込みで、紅葉も今まさに見ごろを迎えていますので」 今年は猛暑の影響で10日ほど見ごろが遅れていましたが、先週末から紅葉のピークを迎えた上高地。
■大型バスに衝撃の大行列 2時間待ちも
カラマツや紅葉が色付くバスターミナル。およそ50台が止められる駐車場はびっしりとバスで埋めつくされています。 入り口には「満車」の表示が。そのため、およそ20台の観光バスが駐車場の空きを待ち、車列はおよそ250メートルにも延びています。 観光客が向かう先には人気スポット「河童橋」。上は大混雑です。 観光客 「すごくにぎやかだ」 「ここメイン写真スポットじゃない?」 「やっぱり混んでますよね」 そんななか、早めに帰路につく人たちも。シャトルバスを待つ観光客の行列。最後尾をたどってみると、列は林道まで延びています。 観光客 「並んでいるの?」 1台のバスが停車し続々とバスに乗り込む観光客ですが、乗り切れません。 バスを利用 東京からの観光客 「バスも結構並んでいましたね。補助席も使うぐらい満席になってました」 なかには、バスに乗るまで2時間並んだという人もいました。 観光客 「これバスですか?」 「タクシーはどこ?」 バスを待つ長蛇の列ができている影響でタクシー乗り場も行列!