4連覇狙う坂本花織がシーズンベストに迫る78.92点でSP首位! 3A着氷した島田麻央が75.58点で2位、3位は千葉百音。22日、勝負のフリーで決着【フィギュア全日本選手権】
12月20日、フィギュアスケートの全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)は女子ショートが行なわれ、坂本花織がシーズンベストまで0.01点に迫る78.92点の高得点を叩き出し、首位発進を決めた。2位には16歳の島田麻央(75.58点)が躍進し、3位には千葉百音(74.72点)が入った。上位24人が22日に実施されるフリーに駒を進めた。 【画像】鍵山優真が首位発進!11年ぶりに織田信成も出場した全日本フィギュア選手権男子SP出場選手を一挙特集! 明るい髪色の女王が、史上9人目の4連覇を射程に捉えた。真っ赤な衣装の坂本は全体19番目で登場。最初のダブルアクセルをスピードに乗って難なく降りると、2つ目の3回転ルッツも着氷した。得点源となる後半の3回転フリップ+3回転トウループを回り切り、リズムを掴んだ女王は指先まで感情を込めたタンゴを情熱的に表現。観衆を大いに魅了した。 演技後はホッと安堵したような表情を浮かべ、会場の声援に手を振って応えた。 このまま坂本が最後まで暫定トップをキープしたが、ジュニア世代をけん引する新鋭が驚異的な演技を魅せた。島田は回転不足にはなったが冒頭のトリプルアクセルを着氷すると、2つ目の3回転フリップ、後半のルッツ+トウループの連続3回転を完璧に降りた。美しいビールマンスピンも見せてフィニッシュすると、演技後には珍しくガッツポーズ。リンクサイドで見守った濱田美栄コーチと熱い抱擁を交わした。 前回女王の坂本には3.34点差及ばなかったが、前回女王の背中を16歳がしっかり捉え、勝負のフリーで逆転を狙う。 ◇第93回 全日本選手権 女子ショート結果(※トップ10まで) 1位 坂本 花織 78.92点 2位 島田 麻央 75.58点 3位 千葉 百音 74.72点 4位 樋口 新葉 71.05点 5位 松生 理乃 70.79点 6位 青木 祐奈 70.07点 7位 住吉 りをん 69.58点 8位 三宅 咲綺 68.54点 9位 吉田 陽菜 68.42点 10位 和田 薫子 66.70点 取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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