「源氏物語」爆誕の演出話題 「物語が降りてきた」「開眼!」
月を見上げるシーンはまひろと道長が遠く離れても常に互いを想っていることを表すかのような、象徴的なシーンとして登場していたが、それらを回収するような場面に「こういう風につながるのか」「やっと一緒に月を見られたのね」「2人が同じ場所で月を見てるのエモい」と感じ入る声が多く寄せられていた。加えて、まひろが今もなお直秀が残した「おかしきこそめでたけれ」の言葉を胸に刻んでいるところも視聴者の琴線に触れた。
終盤、すでに物語が道長にわたってからもなお推敲を重ねるまひろに、父・為時(岸谷五朗)が「それはもう左大臣様にお出ししたのであろう。まだ直すのか」と驚く場面があったが、「物語は生きておりますゆえ」と手を動かし続けるまひろの姿は作家そのもので、物語を手にした一条天皇の反応に注目が集まる。(石川友里恵)