【ジャパンC プレビュートーク】海外迎撃ドウデュース文句なし 12ハロンで本領発揮ジャスティンパレス
村瀬 天皇賞の1週前もすごかったんだよなあ。
南 そやろ? 友道師も「ダメージはまったくない。距離に関してもスタミナはあるし、ジョッキーが能力を引き出してくれるはず。春は馬っ気が敗因としか思えない。大人になったし、あと2戦、力を出してくれれば」ゆうとったで。
村瀬 万全か。あとは戦法でしょうね。ドバイでは直線でドン詰まりだったし、宝塚記念では内枠で窮屈そうだった。また大外一気なのかな。本気モードの外国馬にムーア、スミヨン、ピーヒュレク、加えて日本の有力馬にクリスチャンとルメール。すごい攻防になりそうですね。
南 どこから入るつもりやの?
村瀬 難しいけど、◎ジャスティンパレスでいってみようかなと。秋の天皇賞が終わった瞬間、〝次はこれ!〟と思ったんですよね。宝塚で惨敗、坂路オンリーの仕上げで無印だったんです。それが馬群から突き抜けそうな勢いで4着。去年の秋の天皇賞はイクイノックスの2着でしたけど、あれはスタミナが生きた形。ここでの2ハロン延長はプラスでしかないし、実はクリスチャンがホープフルS(2着)で1回乗ってるのも見逃せません。
南 杉山晴師は「前走にはホッとしている」と。あんなに惜しい競馬やったのにその言葉やから、大敗後で半信半疑やったんやろな。加えて「距離が延びるのはいいので」と。今回は前向きになれる材料が多いんちゃうかな。
村瀬 だと思いますよ。オーギュストロダンとこの馬がディープインパクト産駒。ドウデュースの父がハーツクライということを踏まえると、この世界戦がまた何とも感慨深く映ります。
南 そやな。2冠牝馬チェルヴィニアも54キロでルメールJなら主役級やし、シンエンペラーも凱旋門賞帰りながらデキは絶好。役者はそろった。
村瀬 ドゥレッツァだって見限れないし、スターズオンアースも黙ってはいないでしょう。激戦必至。まずは追い切りに大注目ですね。(夕刊フジ)