唐津商の2年生「4番エース」が連続完投で4強進出 秋から体重6キロ増「自信を持って投げられた」【高校野球春季九州大会】
◆高校野球春季九州大会準々決勝 唐津商3―2宮崎商(23日・さがみどりの森) 唐津商の2年生エース木本夢翔が2試合連続完投で4強進出を決めた。初戦で15安打16得点と猛打が爆発した宮崎商を5安打無失点に抑えた。「完封」が見えてきた最終回、先頭打者の右前のポテンヒットが二塁打になり、1死から3安打を許し2失点。それでもなんとか踏ん張り1点リードを守って勝利を決めた。 【写真】笑顔であいさつの列に並ぶ唐津商のエース木本 「初戦より直球が走っていて調子が良かった。簡単には勝たせてくれないと思っていたので、最終回はサヨナラになるかもと緊張したけど、大丈夫と言い聞かせながら投げました」と下級生とは思えない落ち着きぶりで最後まで投げきった。打っても先制適時打を放ち4番としての役割を果たした。 昨秋の九州大会では初戦で興南(沖縄)を完封したが、準々決勝で明豊(大分)に10失点を喫し敗れた。冬の間で連投できる体作りに励み、体重は秋から6キロ増えた。「スタミナもついて自信を持って投げられました」と2試合連続完投にも余裕があった。 準決勝は2季連続で甲子園に出場した神村学園(鹿児島)と大分の勝者と対戦する。
西日本新聞社