いまや「手洗い=正義」じゃない!! 洗車機の正しい選び方、見極め方
■洗車機はどう選ぶ?
ここからは実際にどんな基準で洗車機を選べばよいのか考えていきたい。 ●ドライブスルーか門型か? まずはドライブスルータイプと門型について。 ドライブスルーは最初に料金の支払いや洗車の設定を行ってからドライバーがクルマを所定の位置に移動させ、洗車が行われている間は車内で待ち、完了後は自走で洗車機から移動する。 門型洗車機の場合は、まずはクルマを洗車機前の指定位置に停車させ、ドライバーはクルマから降りて設定操作を行う。 この設定操作はドライバー自身が行うこともあれば、ガソリンスタンドなど、施設のスタッフが行うケースもある。 そして洗車中は車外で待つことになるので、その間に休憩したり誰かと連絡をとったりなどできるが、洗車が終了したら自身でクルマを洗車機から移動させる必要がある。 洗車時間を短縮できるのはドライブスルーで、洗車中に他のことができるのが門型といえる。 先にも書いたが、ドライブスルーと門型で洗車の仕上がりが変わることはなく、それはむしろ設定や料金によって変化する。 ●ブラシとノンブラシはどっちがいい? ブラシによる洗車はボディの汚れをこすって落とす方式のため、少々しつこい汚れでもキレイにすることができる。 これに対してノンブラシ洗車機は高圧で水や洗剤を吹きつけて洗浄を行う。 だからノンブラシ洗車のほうが短時間で洗車できるが、細かい部分に汚れが残ってしまう可能性もある。 つまり洗浄能力ではブラシ洗車に分があるが、ボディを傷つける危険性はノンブラシのほうが低い。 時間優先でボディに傷をつけたくないならノンブラシ、しっかり洗いたい時はブラシ洗車機を選べばよいだろうう。 ●ブラシの種類による違い ブラシをボディに接触させて洗うタイプの洗車機には、ブラシの種類がいくつかあるのは先に説明した。 ポピュラーなファイバータイプは先端が細い繊維状になっていて、このタイプの洗浄力は強め。 スポンジは面で接触するスタイルで、織布タイプも同様に面で洗う。 これらのどれかが優れているということはなく、洗い方や仕上がりが自分の好みに合っているかで判断したい。 まずは、自分が利用できそうな洗車施設でどのようなブラシが使われているのかを調べてみるのがお薦めだ。