日経平均は3日続落、92.81円安の「39,364.68円」で取引終了…1社で指数を「235.16円」押し下げた銘柄の正体【12月17日の国内株式市場概況】
2024年12月17日(火)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
12月17日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株高や円安進行を受けて上昇してスタート。しかし、心理的節目の日経平均株価4万円を前に利益確定の売りが優勢となるなか、前日比92.81円安の39,364.68円で取引を終えました。個別にみていくと、値がさ株である半導体関連の主力銘柄「アドバンテスト〈6857〉」が大幅安となり、1銘柄で指数を235.16円も押し下げています。一方、米国に1,000億ドル(約15兆円)投資することを発表したソフトバンクグループ〈9984〉は前日比4.42%の大幅高となりました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが71銘柄、値下がりが153銘柄、変わらずが1銘柄。 日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、リクルートホールディングス〈6098〉、デンソー〈6902〉、東京海上ホールディングス〈8766〉、フジクラ〈5803〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファーストリテイリング〈9983〉、中外製薬〈4519〉、東京エレクトロン〈8035〉、TDK〈6762〉となりました。 また、東証プライム市場の売買高は18億9,200万株、売買代金は4兆3,026.94億円となり、前日と比べて増加。 業種別では、その他製品、情報・通信、精密機器、小売業、陸運業などが上昇した一方、証券業、石油・石炭製品、保険業、非鉄金属、銀行業などが下落しました。 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がニーズウェル〈3992〉で+80円(+26.94%)の377円、2位が象印マホービン〈7965〉で+261円(+16.65%)の1,829円、3位が大阪チタニウムテクノロジーズ〈5726〉で+158円(+9.51%)の1,820円となりました。 一方、値下がり下位は、1位がプロレド・パートナーズ〈7034〉で-97円(-17.90%)の445円、2位がアドバンテスト〈6857〉で-894円(-9.35%)の8,664円、3位がTOKYO BASE〈3415〉で-21円(-6.42%)の306円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは35銘柄、年初来安値を更新したのは54銘柄でした。
THE GOLD ONLINE編集部