巨額(660億円?)違約金「払う理由はない」…韓流NewJeansが主張する「所属事務所こそ契約違反」
【11月29日 KOREA WAVE】韓国の人気ガールズグループ「NewJeans」が、所属事務所ADOR(アドア)との専属契約を解約すると28日に発表し、業界に大きな波紋を呼んでいる。グループは違約金について「支払う理由はない」と明言し、逆に所属事務所側が契約違反をしたと主張している。 NewJeansのメンバー5人は28日、ソウル市内で記者会見を開き、契約解約に至る背景と今後の活動について説明した。 リーダーのミンジは「私たちNewJeansとADORの専属契約は29日午前0時をもって解約される」と述べたうえで、「私たちがADORを離れる理由は簡単だ。ADORには私たちを守る意志も能力もない」と非難した。また、「このまま事務所に残るのは時間の無駄であり、精神的苦痛も続く。特に仕事上で得られるものがないため、事務所に残る理由が見当たらない」と語った。メンバーたちの従来の契約期間は2029年までだった。 さらにメンバーたちは、グループ名「NewJeans」を守る考えも強調した。ヘリンは「商標権の問題以上の価値がこの名前にはある。私たちはNewJeansという名前を絶対に諦めない」と発言した。 一部では違約金問題が取り沙汰されており、その額は推定で3000億ウォン(約330億円)から最大6000億ウォン(約660億円)と見られている。しかし、メンバーのヘインは「私たちは最善を尽くしてきたため、違約金を支払う考えはない。むしろ(ADOR親会社である)HYBE(ハイブ)とADOR側が専属契約を違反した」と反論した。 ミンジも「私たちは専属契約の義務を全うしており、先に契約を破ったのはハイブとADORだ」と主張し、契約解約後には活動に障害が生じることはないとも断言した。 ただ、今回の記者会見では、NewJeans側が十分な法的助言を受けていない様子が見受けられた。会見中には、▽HYBEおよびADOR側がグループの要求を受け入れなかったとして、一方的な契約解除が妥当かどうか▽ミン・ヒジン前代表との契約時にHYBEとの法的問題が発生し得るか▽既存のアルバムや楽曲の著作権問題についての解決策を検討しているか――などについて明確な回答は示さなかった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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