娘と飛行機に乗っていた男性が「人身売買犯」と間違われる。連行されるもすぐに釈放 米
米バージニア州に住む男性が乗っていた飛行機内で、人身売買の容疑をかけられ、空港職員に連行されていたことがわかった。男性はメディアの取材に応じ、当時の状況を振り返っている。 【動画】人身売買犯を疑われた男性
地元テレビ局WAVYによれば、ジョン・ケリガンさんは10月21日、旅行先のラスベガスからバージニア州ノーフォークに帰るため、デンバー国際空港でサウスウエスト航空に搭乗した。 ケリガンさんは当時、自身の娘(15)とその友人(16)と一緒だったという。 3時間半のフライト中、ケリガンさんがトイレのため席を立つと、客室乗務員が娘とその友人に話しかけた。 2人はケリガンさんとの関係について尋ねられたそうだ。ケリガンさんは当時をこう振り返る。 「(娘いわく)何も問題なく無事か、お互いのことを知っているかどうかなど、客室乗務員に繰り返し尋ねられたそうです。私はそれを聞いて、変だねと返しました」
しかし、事態はすでに大ごとになっていた。客室乗務員は、到着地のノーフォーク国際空港に「機内で人身売買の疑いがある」と通報を入れたのだ。 同空港に着陸すると、乗客は座ったままでいるようアナウンスが流れ、その後すぐに空港職員が乗り込んできたという。 ケリガンさんは職員にそのまま連行され、警察の事情聴取を受けた。だが、ケリガンさんはすぐに釈放されたという。 「(公衆の面前で連行されたのは)とても不快に感じました。だって何も悪いことをしていないのですから」 「ひどいやり方だと思います。人身売買犯はたしかに捕まるべきです。でも、誰かに恥をかかせるやり方はどうなんだと…」 サウスウエスト航空によれば、同社の従業員は「人身売買および性犯罪の兆候を見つけ、対処する」ための訓練を受けているという。 ケリガンさんから同社に対し、苦情は入っていないそうだが、ネットでは「これは訴えていいと思う」「客室乗務員は自分の仕事をしただけ」「男性に対する性差別については誰も触れないね。おそらく彼は何も不審なことはしていなかった。外見だけで判断されたのだろう」など、さまざまな意見が上がっている。
BuzzFeed Japan