明るいことはいいことだ? 1990年式ゴルフの室内照明をLED化した全軌跡
取り付けが終わってピット内で点灯してみると違いは歴然。以前は明るいトンネル内で点灯しても点いているのかどうかわからないくらいだったのが、いまや昼間でもしっかりとわかるほどだ。LEDはグリーンの彩度が高いので、小さな文字のひとつひとつがはっきりと読み取れるし、針の位置が一瞬でわかる。これなら夜間走行が安全かつ楽になりそうだ。
もう1カ所、サイドブレーキランプも点灯しなくなっていたのだが、こちらは単純に接触が悪かったようで、ダッシュボードを叩いたら点灯しだした。その場にいた「部品博士」の異名を持つ飯岡勇メカによれば、「叩くにしても、適切なトルクで叩くことが必要です(笑)」とのこと。念のため、電球は新しいものに交換しておいたのだが、とりあえず「叩く」というのは古いクルマの定番の治し方だ。
ここまでの費用はLEDメーター球3個セット3,630円、作業料金1万7,600円、エアコンLEDパネル加工代7,040円、サイドブレーキランプ電球交換3,520円というものだった。 ■割れていたリアボードを自前で修理 もうひとつ、ゴルフⅡの修理の話を。 筆者のゴルフⅡは、リアボードの右側後端が「く」の字に割れていて、棚全体が右側に傾く形になっていた。すでに新品はなく、程度の良いものがなかなか見つからないということで、自力で修理することに。近所のケイヨーデイツーで購入したのは、頭部が大きな「ステントラス小ネジ(太さM6 ×長さ25mm)」4本と、長さ200mm×幅15mmの「YAHATA K3型補助金具(カチオン電着塗装の黒)」2本。費用は合計で1,200円前後だった。
割れた部分の左右が直線になるような位置にドリルで4つの穴を開け、表と裏に金具をあてがい、ネジとナットで留めるというのが修理の方法だ。これでおおむね平らにすることができた。小磯メカの評価は「なかなかガッチリとやりましたね」というものだった。