サンタ姿のLiLiCo、小児がん支援に涙「いつかみんなを勇気づける活動がしたいと思っていた」
小児がん治療支援チャリティーライブ「2025 LIVE TOUR IN HOSPITAL supported by HIROTSUバイオサイエンス」が11月28日、世田谷区の国立成育医療研究センターにて行われ、タレントで映画コメンテーターのLiLiCo、シンガーソングライターのMiyuu、音楽ユニットのmoumoonが出演した。 【写真】故・坂本龍一さん作曲、つんく♂作詞のテーマソング「My Hero ~奇跡の唄~」を歌うエンディング “エンタテインメントは、子どもたちの「生きる力」をつくる。” をテーマに、2020年から計5回にわたり開催された「LIVE EMPOWER CHILDREN」。今年から「LIVE TOUR IN HOSPITAL」に形を変え、小児がんと闘う子どもたちを勇気づけるため、アーティストが小児がん拠点病院を訪れ、子どもたちを前にパフォーマンスを行う。 LiLiCoはサンタクロースを彷彿とさせる衣装で2組目に登場。拍手喝采の会場に向け「普段は映画を紹介しているけど、最初は歌手になりたくて日本に来た。今日は歌でみんなに笑顔を届けたい」というLiLiCoは、ワム!の「ラスト・クリスマス」をしっとりと歌唱。場内に涙を流している観客を見つけると、思わずもらい泣きしながら「私の弟は重度のアレルギーと喘息でずっと病院で暮らしていた。私もずっと病院に通っていたので、いつかみんなを勇気づける活動がしたいと思っていて、今日は呼んでいただいてありがとうございます」と感謝した。
「次の曲はみんなも一緒に歌ってほしい」とスローバラードのようなイントロを口ずさみ、歌い始めたアニメ「ちびまる子ちゃん」主題歌の「おどるポンポコリン」に笑顔が広がった。「来年また来てもいいですか?」と呼びかけつつ、ラストにUSAフォー・アメリカの「ウィ・アー・ザ・ワールド」を歌い上げるとあたたかい拍手に包まれた。
トップバッターのMiyuuは、キャンピングカーで全国を旅しながら音楽活動を続けるアーティスト。アコースティックギターを抱えて登場し、来場者に「私は苦しかった時やつらかった時にものすごく音楽に救われた経験があって、自分も誰かに音楽の力を届けられたらいいなと思いながら曲を作っている」と語り、運転中や旅先で作ったという「246」「fly」を透明感あふれる声で披露。ラストの「またあえる日まで」では、手拍子やサビを一緒に歌うなど会場が一体となって盛り上がった。