<木南晴夏>ベッド独り占めに「ささやかな幸せ」を感じた1児の母 「子供とともに親として成長していくのかな」
家族5人の“恋”と“家族”と“ゴハン”をめぐる新感覚コメディーの映画「おいハンサム!!」(山口雅俊監督、公開中)に出演する俳優の木南晴夏さん。自身の子育てや両親の存在について聞いた。(前後編の後編) 【写真特集】38歳、1児の母の木南晴夏 美脚すらりのこの日のコーデ 全身ショットも
◇ぐっすり寝られて感じた「ささやかな幸せ」
家族の幸せを心から願う父と、達観した母、悩める3姉妹を描いた同作。木南さん自身も親になったことで、親子関係を描く作品から感じることもあるという。
「今回の映画では、ラストシーンの父のせりふが親として聞いてもグッときたし、娘として聞いてもすごく刺さりました」
今作では「ささやかな幸せ」について語られるシーンも。木南さんが最近感じた「ささやかな幸せ」は……。
「普段は子供と一緒に寝ることが多いんですけど、子供の寝相がすごく悪くて、何回も蹴られるし、寝言もすごくうるさくて、熟睡できないというか、なかなか深い眠りにつけないんです。(取材時の)今ちょうど主人と子供が帰省していて、1人でぐっすり寝られるタイミングがありました。さみしい気持ちもありつつ、ベッドを独り占めできて“ささやかな幸せ”を感じました(笑い)」
◇父は“可愛い系” なんでも相談できる距離感が理想
作品のタイトルの通り、吉田鋼太郎さん演じる伊藤家の父はとても熱くハンサムな存在。木南さんから見た自身の両親はどんな存在か聞いた。
「うちの父はあんまりハンサムなタイプじゃなくて、どちらかというと“可愛い系”で、いつも母に怒られています。以前、バラエティー番組で(笑福亭)鶴瓶さんが両親にインタビューに行ってくれたんですけど、そのときもやっぱり父が尻に敷かれている感じで可愛いねって言われました」
母になった木南さん自身にも、理想の“親像”はあるのだろうか。
「理想は、なんでも相談できるような距離感の存在であることです。(映画の)伊藤家の親は娘たちへの愛情がすごく深くて、何かあったら出てくるタイプ。伊藤家の父みたいに愛情の深さが前面に出てくる親もすてきだし、何も聞かないけど、すごく大きな器で、傷ついて帰ったときは受け止められる懐の深い伊藤家の母にも憧れる。うちはまだ子供が小さいので、どういう親になるかっていうのも自分では分からず、子供とともに自分も親として成長していくのかなと思っています」