【競馬予想】GI朝日杯FSは関西馬 過去データから浮上した2頭の穴馬が好配当を演出か!?
関西馬ということで気になったのは、池添学厩舎だ。 朝日杯FSで好成績を残している厩舎と言えば、引退した調教師を除くと、須貝尚介厩舎、友道康夫厩舎、中内田充正厩舎。いずれも、過去に3頭の馬が馬券圏内に入っている。 翻(ひるがえ)って、池添厩舎は馬券圏内に入った馬は先にも触れたボンセルヴィーノ(2016年、12番人気3着)とグランレイ(2019年、14番人気3着)の2頭だが、ともにふた桁人気の馬だった。つまり、好配当ゲットを目論むならば、狙いは同厩舎の馬だ。 そして今回、池添厩舎が送り出すのは、トータルクラリティ(牡2歳)。前走でGIII新潟2歳S(8月25日/新潟・芝1600m)を勝ってデビュー2連勝中。その分、過去に好走した馬たちよりも人気になるだろうが、1、2を争うほどの人気とはならない。3~5番人気と想定され、戦績のわりにはかなりオイシイ配当が見込める。 直近5年の結果を改めて見てみると、際立っているのは2戦2勝馬。馬券に絡んだ15頭中、同成績だった馬が7頭もいる。その点からしても、トータルクラリティへより食指が動く。 直近の結果という意味で言うと、面白そうなのは新馬を勝ち上がってきたばかりの馬だ。なにしろ、過去2年連続で3着に入っているからだ。 そして今年も、新馬を勝ち上がったばかりの1戦1勝馬が参戦する。ランスオブカオス(牡2歳)である。 同馬は12月1日の新馬戦(京都・芝1400m)を勝利。それも、メンバー最速の上がりを繰り出しての完勝だった。 過去2年で馬券に絡んだレイベリング(2022年)、タガノエルピーダ(2023年)も、新馬戦ではメンバー最速の上がりをマークして快勝している。そんな酷似点も加味すれば、3年連続で1戦1勝馬が馬券に絡んでも不思議ではない。 注目の2歳GI。はたして、今年は"荒れる"のか。もしそうなれば、ここに名前が挙がった2頭が上位に食い込んでもくるかもしれない。
text by Sportiva