学校のBBQで18歳生徒が焼死 消された「危ない」の声 危険性を指摘した生徒を理事長が無視か
■理事長 事故後初の会見も会議理由に途中退席 7月4日、第三者委員会の報告書を受け取った古賀英次理事長が事故後、初めてとなる記者会見を開いた。 会見の冒頭、用意した紙に目を落としながら、約10分間にわたって、謝罪と後悔の言葉を繰り返し、最後に辞任を表明した。 この後、質疑応答が行われたが冒頭の謝罪などが疑われるような内容だった、 Q「事故の原因は?」 A 古賀 理事長「男性職員がコンロにアルコールを注いだことが原因」 Q「『退職届を書け』などという発言がパワハラにあたるとは感じていないのか?」 A 古賀 理事長「感じていない」 Q「理事長の言動が男性職員を追い詰め、事故に影響したと感じるか?」 A 古賀 理事長「感じていない」 Q「責任逃れのように見えるがその後の体制はどうするのか?」 A古賀理事長「まったく決めていない」 そして、会見から35分が経過したタイミングで、学校側は「次の予定がある」として打ち切ろうとした。 記者から質問の声が上がり続けている中で、まったく納得がいかなかったため、「何の予定があるのか」と糾弾したところ、理事長は「会議がある」と返答。その後、数問の質問に答えたものの、結局、会見は打ち切られた。 会場を後にしようとする理事長に、「この会見より大事な会議があるということか」と質したが、返答はなく、足早に立ち去っていった。 RKB毎日放送 記者 野島裕輝
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