中日・高橋宏斗、早くも「3・28」来季開幕投手に名乗り 相手は日本一のDeNA「自分のやるべきことに集中したい」
セ、パ両リーグは6日、2025年のセ・リーグのレギュラーシーズンと交流戦日程を発表し、中日は3月28日のDeNA戦(横浜スタジアム)で開幕を迎える。高橋宏斗投手(22)は、日本一のDeNAと相対する開幕投手に早くも名乗りを上げた。現在は野球日本代表「侍ジャパン」の一員として「ラグザス presents 第3回 プレミア12」へ向けて調整中。世界一とともに、自身初となる大役も射止める。 エース格として日の丸を背負う高橋宏の頭に「3・28」が刻み込まれた。先発投手ならば誰もが目指す開幕投手の大役。143試合の長い戦いの始まりで、最初の一球を投じる投手には栄誉とともに大きな責任がともなう。開幕投手への思いを聞かれ、「もちろん、来年も狙っていきます」と今季開幕前と同様に意欲を隠さなかった。 チーム内での立ち位置は1年前とは大きく違う。今季は2年連続で規定投球回をクリアし、12勝4敗。借金15を抱えたチームの中で貯金を8も積み上げた。防御率は1・38。圧倒的な数字を残し、自身初となる最優秀防御率のタイトルを獲得した。日本球界を代表する投手へと一気に変貌を遂げた。 開幕の相手は26年ぶりの日本一に輝いたDeNA。今季は1勝2敗、防御率3・20とチーム別防御率では唯一の3点台。敵地・横浜スタジアムではプロ通算5試合に登板して1勝3敗、防御率3・94と相性がいいとは言えない。 高橋宏は「結果は出てないかもしれないですけど、自分がやるべきことを(来年の)2月1日に出せればいい。相手が日本一のチームというのは気にせず、自分のやるべきことに集中したい」。春季キャンプ初日からアピールできるよう準備を整えていく。 6日はプレミア12に備えた「侍ジャパン」の宮崎合宿最終日。井端弘和監督(49)からは、9日に中日の本拠地・バンテリンドームナゴヤで行われる強化試合・チェコ戦での先発を明言された。
中日スポーツ