【陸上】19年世界リレー代表の永田駿斗、100mHの藤原未来が住友電工を退部 ともに競技は継続
住友電工陸上競技部は、2023年度シーズンで藤原未来と永田駿斗が退部すると発表した。 住友電工に400mHパリ五輪標準突破の黒川和樹が内定! 東京五輪代表・鈴木碧斗、ハンマー投・福田翔大も入社 藤原はハードルが専門。岡山の名門・倉敷中央高から武庫川女大を経て2016年に入社。高校時代から全国大会常連で、大学・大学院では100mハードル13秒38、400mハードル57秒71まで記録を短縮し、日本インカレ初の2冠を果たした。21年には100mハードル13秒24の自己新。実業団ではビッグタイトルには届かずも日本選手権や全日本実業団対抗選手権で入賞してきた。 藤原は「ケガが多くなかなか思い通りにいかない日々でしたが、そんな厳しい状況であっても気持ちは折れることなく常に前を向いて頑張って来れたのは、一番近くで支え続けてくれた家族、そしていつも応援して下さっているみなさんのお陰です」と感謝し、「2024年度シーズンまでは仕事と両立しながら」競技を続けるとコメントしている。 永田は長崎県出身で1996年生まれの27歳。大村玖島中時代に全中100m優勝、200m3位に輝いた。諫早高でも1年目から活躍し、2年時には世界ユース選手権代表に。3年時にはインターハイ100m・200mともに5位に入った。慶大に進学し4年時に日本インカレ100m優勝、200m3位と復活を遂げた。19年に入社し、同年の世界リレー選手権4×200mで代表入り。21年には100m10秒22まで記録を短縮した。その際に転倒して負った腕の故障で長く苦しむも、今季は復調の兆しを見せていた。 同社を通じ、「一人の人間として大きく成長することができ、ずっと応援してくださった部署のみなさんには本当に感謝しています」とコメントし、「新しい環境でもより競技と向き合い、結果を出せるよう取り組みます」と決意を語っている。
月陸編集部