【鍵を握るのは流れとルアースピードとそれから?】達人が晩夏攻略の3大ルアーを徹底解説!
真夏の暑さがやわらぎ、比較的釣りがしやすくなってくるこれからの季節。アグレッシブにどんどん釣りに出て、納得の1尾をキャッチしていきたいところだ。九州の遠賀川をホームに活躍する梅田京介プロに、晩夏の大河川攻略法を聞いたので、ぜひ今後の釣りのタイミングに役立ててほしい。 【画像】「鍵を握るのは流れとルアースピード」晩夏攻略の3大ルアー写真ギャラリー
まだ夏を引きずる晩夏、テーマは水面×スピード
――まず晩夏の大型河川でバスを釣るためには、どのような狙いをしていけばいい? 梅田「夏後半になってもフィールドの水温はまだまだ高い状態。バスは高水温になるとあまり動きたがらず、涼しい場所にじっとしていることが多いです。ですので、なるべく流れの出やすい涼しい場所を狙うことが大事なります。流れがあって、そこに縦ストラクチャーがあればベストですね。クイや橋脚、消波ブロック、土嚢(フィルターユニット)などが縦ストに当てはまりますね。台風が頻繁に起こって、完全に水温が落ちてくるまではこういった夏を引きずった場所にバスは多いと思います」 梅田「ここでおすすめなのがトップウォーター。バスは縦ストに比較的浮いていることが多いし、ルアーを沈めてしまうと見切ってしまって口を使わない。一番騙しやすいのが水面なんですよ。そして、もうひとつ大事なのがルアーのスピード。あまりスローに見せすぎても水面に出なかったりするので、これらを考えながら釣りをしていくことが多いですね」
おすすめルアーその1:バスの裏をかくデカ羽の高速リトリーブ
――では晩夏のおすすめルアー、ひとつめは? 梅田「バンクフラッターです。ハイパワー・ハイスピードで誘いたい場合に使うのがこれです。ビッグクローラーはスローに巻くイメージがあるかもしれませんが、このときの使い方は速巻きです。イメージは沈まないバズベイトです。適水温でバスが元気なときはスローに巻いて食うんですが、高水温でバスの活性が低いときは速く巻いて一気にスイッチを入れないと食わないんですよ」 梅田「いろいろな種類のクローラーがありますが、バズベイト並のスピードで巻いていいアクションといい音が出るのがバンクフラッターで、この釣りにはかなりマッチしますね」 梅田「そして大事なのはストップを入れてあげること。何かのカバー際に通りかかった瞬間、「ここで食ってくれ!」というピンスポットで巻きを一瞬止めてあげる。そうすると、その止めた瞬間にバイトするということがかなり多いですよ。狙う場所が水深1m以下の場合は巻き続けてOK。水深がしっかりあって、そこに縦ストが絡むような場所ではストップを入れたほうが出る確率が高い気がします」 【使用タックル】 ロッド:リベリオン7111H-SB リール:タトゥーラTW 100XH ライン:UVF フロッグデュラセンサー×8+Si 4号 ※すべてDAIWA