北海道の両親に直接渡したウイニングボール ソフトバンク、木村大成が2軍戦で初勝利「自信になった」
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク4―1阪神(16日、タマスタ筑後) ソフトバンクの木村大成投手(21)が2軍戦で初勝利を挙げた。4回から2番手で登場。4イニングで65球を投げて2安打無失点の力投を見せた。「(プロ)3年目で(初勝利まで)時間はかかったけど、勝つことができてうれしい」と喜んだ。 ■両親に渡したウイニングボール【写真】 4回は真っすぐで押して三者凡退。5回は先頭の高濱祐仁に左前打を許したが後続を切った。6回は1死から野口恭佑にフェンス直撃の中越え二塁打とされ、四球などで2死一、三塁のピンチを招いたが無失点に抑えた。7回も三者凡退。2四球で、最速は146キロだった。 フォーム修正の時期を経て、7日の広島戦(タマスタ筑後)で初先発したが、3回途中を投げて3失点で降板。「ふがいなかった。取り返す気持ちだった」と吐露。「力のない球を打たれてしまったので、全て力を入れて投げた」と明かす。松山秀明2軍監督も「前回より、今回の方が安定感があった。経験を生かして、いい投球をしてくれた」とたたえた。 北海高からドラフト3位で入団したプロ3年目の左腕。この日は地元の北海道から両親が初めて観戦に訪れた。試合後、ウイニングボールを両親に渡し、笑顔を見せた。「一つ自信になったし、もっともっとレベルアップしないといけない」と気持ちを引き締めた。 (浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社