「とくダネ!」小倉智昭さんが膀胱がんで死去、77歳…転移を公表して闘病
フジテレビ系の朝の情報番組「とくダネ!」などで活躍したフリーアナウンサーの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが9日、膀胱(ぼうこう)がんで死去した。77歳だった。葬儀は近親者で行う。 【写真特集】追悼・今年下半期に亡くなられた方々
秋田県出身。独協大学卒業後、1971年に東京12チャンネル(現テレビ東京)にアナウンサーとして入社。76年にフリーとなり、83年に始まったTBS系のクイズ番組「世界まるごとHOWマッチ」のナレーションが人気となった。
文化放送のラジオ番組のパーソナリティーとしても長く活躍。歯切れの良い語り口が持ち味で、93年開始のフジ系の情報番組「どうーなってるの!?」は、主婦層を中心に支持された。
99年4月に「とくダネ!」のメインキャスターに起用され、2021年の終了まで番組の顔として親しまれ、高視聴率をあげた。21年開催の東京五輪では聖火ランナーも務めた。
16年に膀胱がんの手術を受け、18年には膀胱の全摘出手術を受けた。21年にがんが肺に転移したことを公表し、治療を続けていた。