子どもの泣き声にイラつく彼との結婚が不安…「自分の子なら大丈夫」は本当か
結婚相談所で出会った彼と結婚を考えているが、過敏なほどに小さな子供が立てる音にイラつくので最近不安を感じています、というトピを見つけました。 デート中の飲食店で幼児の泣き声や奇声がすると店に席の変更を要求したり、食事をそそくさと済ませ外に出たりしようとする。こんなに過敏だと一緒に子育てするのが不安だと伝えると、「子供の声を放置する親にいらつくだけで、自分の子供なら大丈夫」と答えるのだとか。しかし、上の階の物音が気になるのでマンションは最上階にしか住まないと言っているので、彼が音に敏感なのは事実なようです。 独身時代はファミレスで子供が騒いでも「子供ってそんなものね」と大きな心でいられた人ですら、一晩中大声で夜泣きする我が子に怒りが爆発しそうになるのが、子育てです。 ましてや今は恋愛期間中で、お互い相手に気に入られたくて綺麗ごとを並べる段階。音に敏感な性格なのは明らかなのにトピ主に嫌われたくないために、彼は親の非常識に問題をすり替えているように思えます。 けれど結婚生活を始めると、そうはいきません。他人の子供の声にイラつく人間が我が子だけは別物となるとは、想像しづらいです。婚活1年でやっと巡り合った容姿・職業・年収が理想の彼氏で音に敏感以外に問題はないとトピ主は言います。 しかし、結婚の最大のポイントは「この人とストレスなく暮らせるか」だと私は考えます。顔が良いとか金持ちか、などではなく。それに子供の声がしないデート場所などいくらでもあるのに、それを選ぶ努力をしない段階で問題アリの男性だと思います。結婚前に感じたちょっとした違和感が離婚の原因に発展するケースって、実は結構多いものです。(漫画家 柴門ふみ)