“稼げる街”北九州へ 観光資源発掘が加速 新鮮な魚がウリ「すしネタ」の宝庫 課題は知名度不足 【福岡発】
新幹線改札内で堪能できる本格握りずし
『平四郎』に魚を卸す丸福水産の勝田潤一社長は「北九州だけでなく、長崎、大分、鹿児島、山口、全部入って来る。鮮度の良さと種類の豊富さ、それが北九州のウリです」と自信を見せる。 新幹線の改札内で堪能できる新鮮な魚を使った本格握りずし。最安値の1貫88円から単品で頼むことができ、季節の旬のネタも並ぶ。訪れた客は「北九州にすしのイメージはなかった。おいしいですよ!」と腕時計を見ながら2,3貫を追加注文していた。オープンから半年。東京から仕事で来るたびに立ち寄る常連客もできたという。 『平四郎』の小林弘昌専務は「これだけ資源が多くて、おいしいおすしがたくさん出せるので、もっともっとこの魅力を広げていけたらいいなと思ってます」と意欲を見せる。 北九州のすしを目的に観光に訪れてもらう取り組みも市は最終的には、市内で宿泊する人を増やすなどナイトタイムエコノミ-につなげたいとしている。また紫川エリアの「コクラBEAT」では、北九州市では初開催となるクリスマスマーケットも予定されていて、街がさらに盛り上がることになりそうだ。 新たな観光資源を発掘し、北九州を稼げる街へ。若者の集まる街へ。 重厚長大の街のイメージを払拭できるか。今後の展開にも期待が高まる。 (テレビ西日本)
テレビ西日本