<一貫の春>センバツ・広島新庄 選手紹介/6 賀谷夢斗選手(2年) ミット音、鳴らして /広島
チームメートの信頼を集める扇の要。投手に気持ちよく投げてもらうため「ミットの音を鳴らして捕る」技術に秀でる。走者を刺す二塁への送球には苦手意識を抱くが、宇多村聡コーチの指導でめきめき力をつけている。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 野球少年の成長を描くアニメ「MAJOR(メジャー)」をきっかけに小3でソフトボールを始めた。中3のとき見学した広島新庄の練習で、伸び伸びとプレーする捕手の先輩が輝いて見えた。「この人に野球を教えてもらいたい」と思った。 その先輩からもらった「捕手の表情は皆から見える。暗い顔せずに明るい顔でやろう」との助言は今も心に残る。「選手の誰もが甲子園は初めて。投手に細かく声をかけて緊張を解きたい」と言う。 将来の夢は、祖父が経営する土木関連の会社を継ぐこと。「何事にも真剣で、決して諦めない」祖父を尊敬する。好物は豚骨ラーメンで、趣味はラップ系音楽の鑑賞。呉市立明徳中出身。【手呂内朱梨】