サインツがオーストラリアGPで今季初V&フェラーリ1-2!フェルスタッペン序盤リタイアで波乱の展開に…角田裕毅はP8フィニッシュも7位繰り上がりで今季初入賞|F1
2024年のF1第3戦、オーストラリアGP決勝が24日行われた。 現地アルバート・パーク・サーキットはF2のレース2から引き続きドライコンディションで決勝スタート時刻となっている。 【動画】ファイナルラップでラッセルがまさかのクラッシュ!これでレースはVSCのままフィニッシュへ 決勝では第1スティントのタイヤ選択がバラバラとなった。トップ9台含め多くのドライバーはミディアム。10番グリッドのフェルナンド・アロンソと16番グリッドのケビン・マグヌッセンがハード。11番グリッドのルイス・ハミルトン、18番グリッドのダニエル・リカルドがソフトを選択している。 レースがブラックアウトとなり、ほぼグリッド順のままでターン1へと飛び込んでいく。角田はセクター1区間でランス・ストロールに抜かれ、9番手に順位を落とし、オープニングラップを終えた。 カルロス・サインツはDRSオープンとなった直後の2周目のターン9で仕掛け、マックス・フェルスタッペンを抜いてトップに躍り出た。 すると4周目の途中、フェルスタッペンのマシンに異変が発生。右リアのブレーキから火が出る状態となり、レースはそのままリタイアとなった。開幕2連勝のフェルスタッペンは、今季3戦目は序盤で無念のレース続行断念となっている。 7/58周目でトップはサインツ、2秒後方に2番手ランド・ノリス、3番手チャールズ・ルクレール、4番手オスカー・ピアストリ、5番手ジョージ・ラッセル、6番手セルジオ・ペレス、7番手ストロールと続き、角田は8番手となった。 8周目に入るタイミングで、早々にタイヤ交換を済ませるドライバーも出てきた。角田は10/58周目にミディアムからハードにつなぐも、ピットアウト後はハミルトンにアンダーカットを許し、事実上1つポジションを落とす結果となった。 ノリス、ペレスは15周目にピットイン。だが第1スティントを粘ったペレスはハミルトンの前、10番手でトラックへと戻った。17周目の途中にはハミルトンがマシントラブルにより、ターン10過ぎのウォール奥に退避し、マシンストップとなった。このあとレースはバーチャルセーフティーカーとなる。 ここまで第1スティントを引っ張っていたアロンソ、ピエール・ガスリー、ニコ・ヒュルケンベルグはこぞってタイヤ交換に入り、大きく得する流れとなった。VSC終了となり、全車がタイヤ交換義務を終える状況に。19/58周目でトップはサインツ、2番手ルクレールでフェラーリ1-2となった。3番手からはピアストリ、ノリス、アロンソ、ラッセル、ペレス、ストロールと続き、角田は9番手となっている。 レース中盤、30周に近づくと第2スティントの各ドライバーはラップタイムの低下が目立ってくる。トラック上のデグラデーションが、想像以上に大きいという点が明るみになった。 サインツがファステストラップを更新しながら、トップを快走する。一方で2番手ルクレールはレースペースが上がらず、33/58周目には前方ルクレールとの差が8秒まで広がった。そこに後方から3番手ノリス、4番手ピアストリのマクラーレン勢がどんどん差を詰める状況に。
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