サインツがオーストラリアGPで今季初V&フェラーリ1-2!フェルスタッペン序盤リタイアで波乱の展開に…角田裕毅はP8フィニッシュも7位繰り上がりで今季初入賞|F1
ルクレールは35周目にピットへと入り、ハードの第3スティントに入った。角田は37周目にピットインを敢行し、ミディアム、ハード、ハードとつないだ。ヒュルケンベルグの3秒前方、10番手でトラックへと復帰している。あとは最後まで走り切る流れに。角田のピットインを見て、ストロールはその次の周にタイヤを交換している。 42周目にはトラック上のほぼ全車が第3スティントに入り、サインツがトップ。5秒後方に2番手ルクレール、そこから4秒差で3番手ノリスと続いた。 4番手からはピアストリ、ペレス、アロンソ、ラッセル、ストロールと続き、角田は前方ストロールと3秒差の9番手となっている。一時角田は後ろのヒュルケンベルグとの差が1.7秒まで詰まったが、50周を過ぎるとヒュルケンベルグのタイムが落ちてきたこともあり、徐々に差を広げていった。 すると58周目のファイナルラップに入った直後、アロンソとバトルしていたラッセルがターン6でクラッシュし、レースはバーチャルセーフティーカーとなって追い抜き禁止のままフィニッシュとなった。 結局、前レース虫垂炎で欠場し復帰初戦のサインツが今季初優勝。昨季シンガポールGP以来となる勝利で、キャリア3勝目をマークしている。2位ルクレールでフェラーリが1-2フィニッシュとなった。 3位ノリスまでが表彰台となり、ノリスはこれでキャリア14度目の表彰台。ニック・ハイドフェルトが保持していたF1未勝利ながら表彰台13回という記録を抜き、ノリスが未勝利の表彰台経験単独最多ドライバーとなった。 4位ピアストリ、5位ペレス、6位アロンソ、7位ストロールと続き、角田は8位フィニッシュ。だがアロンソは57周目のターン6で不必要な減速をしたとされ、後ろのラッセルがクラッシュする要因を創出したとのスチュワード裁定になった。アロンソには20秒のタイムペナルティが課され、8位降格。繰り上がりで6位ストロール、7位角田となった。 角田は今回メルボルンで6ポイント奪取。フェラーリで前レース7位入賞を果たしたオリヴァー・ベアマンとポイント数で並ぶも、完走回数の多さから角田がドライバーズランキング11位浮上、ベアマンは総合12位となった。 コンストラクターズランキングでRBは一気に6位までジャンプアップしている。
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