保育所、学校「お試しを」 入善町が県内初 移住定住で新事業
●1泊2日から2週間まで対応 入善町は移住定住促進の新たな取り組みで今年度、保育所・学校体験ステイ事業を実施する。移住希望者の子どもが保育所や学校の生活を「お試し」できる県内初の事業となる。町は移住を検討する世帯に宿泊場所も用意する。1泊2日から2週間まで対応し、町の子育て環境を実際に体感してもらう。 町によると、自治体主導の体験事業は県内で初めてとなる。対象者は町外在住者で、町への移住を検討している小学生以下の子どものいる世帯。町移住体験住宅に無料で滞在してもらい、子どもは保育所や小学校を一時利用する。交通費や食事代、体験料などは自己負担となる。 原則、移住体験住宅に近い、にゅうぜん保育所、入善小で受け入れる。1組ごとに案内役として町専任職員が付く。4日に募集を開始し、同日はにゅうぜん保育所園児が事業のポスターを持って参加を呼び掛けた。 町ホームページから希望日の3週間前までに申し込めばよい。町担当者は「自然豊かでのんびりした入善の環境、全国トップクラスの子育て支援を肌で感じてほしい」と話した。