トラックのタンクから塩酸400リットル漏れる 道路は一時通行止めに 周囲は一時騒然 けが人なし 容器が経年劣化でひび
テレビ信州
22日午前、千曲市でトラックのタンクから塩酸が漏れ、道路が通行止めになるなど一時騒然となりました。塩酸を入れていた容器が経年劣化でひびが入り、そこから漏れ出たということです。 北沢ななか記者 「塩酸が漏れたのは奥のトラックとみられています。工場周辺の道路には石灰がまかれ、道路は白くなっています」 22日午前10時前、千曲市雨宮の化学工場「ミライ化成」から「液体が漏れ出た」と消防に通報がありました。工場までトラックで塩酸を運んでいて、トラックの運転手が工場の300メートル手前で白い煙が出ていることに気が付いたということです。 納品業者は 「この度はご迷惑をおかけして申し訳ありません」「樹脂製の容器にひび割れが見つかっておりますので液揺れなどで劣化が進んでいた可能性」 トラックは塩酸800リットルを積んでいましたが、このうちおよそ400リットルが、漏れ出たということです。けが人や健康被害などは確認されていません。現場の国道403号は、消防などが石灰をまいて中和作業を行ったためおよそ2時間半にわたって通行止めとなりました。