【裁判】伊豆の国市での山車横転事故 誘導責任者が起訴内容認める
2023年11月、伊豆の国市で山車が横転した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われている誘導責任者の男の初公判が開かれ、起訴内容を認めました。 この事故は、2023年11月、伊豆の国市田京で、祭りの山車が坂道で横転し、当時、72歳の男性が死亡、13人が重軽傷を負ったものです。 当時、山車の誘導責任者だった被告(40)は、進路を変更する際、平坦な場所で停止させず、下り坂まで前進させたため山車が横転し死傷者を出した、として業務上過失致死傷の罪に問われています。 25日の初公判で、被告は「間違ったところはありません」と、起訴内容を全面的に認めました。 検察側は、山車の誘導責任者だった被告は「下り坂の手前で停止の指示を怠ったため、山車はその重量のため下り坂で前進する力が働き、制御困難な状態となって暴走・横転した」と、被告の判断の誤りを指摘しました。 次回12月2日の公判では、被告人質問や遺族の意見陳述などが行われる予定です。