【長崎】年末年始を前に海上保安部などが旅客船の安全点検
NCC長崎文化放送
帰省客が増える年末年始を前に、海上保安部などによる旅客船の安全点検がありました。 【写真】年末年始を前に海上保安部などが旅客船の安全点検
年末年始の安全総点検は、九州運輸局長崎運輸支局と長崎海上保安部が毎年合同で行っています。旅客船のほか、トラックやバスも含め、年明け10日(金)まで実施します。 このうち、長崎と五島・上五島を結ぶ九州商船のカーフェリー「椿」で行われた点検では、長崎運輸支局と長崎海保の職員が消火設備の設置状況や脱出用の救命胴衣などをチェックしました。 長崎海上保安部・浦川和久次長: 「十分訓練されていると思いますけども、船内は密閉空間ですので、まずは船員さんの対応、こちらがしっかりしていないと助かる命も助からない。それから通報態勢がしっかりしないと、旅客船は特にお客さんをいっぱい乗せるので船員さん一人ひとりのモチベーションが高くないといけないんですけど、こちらの『椿』さんは非常に良好な状態に保たれているということです」 旅客船の安全点検は長崎運輸支局管内の9社10航路13隻が対象で10日は「椿」のほか、佐世保と上五島を結ぶ崎戸商船のカーフェリー「みしま」でも実施されました。 今年度の長崎運輸支局管内の船舶事故は、軽微なものを含め、約20件起きています。
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