通算362発の37歳がヤンキースに加入する“好影響” ジャッジらと「MVPカルテット」形成と「新たな選手を獲得する助けに」
ヤンキースがカージナルスからFAとなっていたポール・ゴールドシュミットと1年1250万ドル(約19億7000万円)で合意したと現地時間12月21日(日本時間22日)、複数の米メディアが報じた。 【動画】ゴールドシュミットが通算2000安打達成を本塁打で飾るシーン 『MLB公式サイト』は、ゴールドシュミットが2022年のオフにヤンキースのアーロン・ジャッジと会う機会があったことを紹介。2人はともにこの年MVPを獲得しているが、ヤンキースの春季キャンプ地であるタンパで練習し「打撃ゲージで打った後、昼食をとりながら意気投合した」と紹介している。 「ゴールドシュミットはジャッジについて『地球上で最も優れた打者の一人』であるだけでなく『最も優れた人間性の一人』だと絶賛した」という。 通算362本塁打を誇るゴールドシュミットがヤンキースに加わることで、「MVPカルテット」が形成される。アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、コディ・ベリンジャーと、「元MVP」が4人そろうチームは史上7度目となる。 記事では、ゴールドシュミットについて、「ルーキーイヤー以来最低のOPS(.821)を記録した2019年シーズンの後、彼は復活を遂げた。パンデミックで短縮された2020年シーズン、そして2021年シーズンは本来の姿を取り戻し、2022年にはさらにレベルアップした」と記し、2023年と今季は数字を落としたが、37歳のベテラン強打者に対して来季の「復活」を期待している。 また、「ゴールドシュミットの獲得は、ヤンキースがオフシーズンに新たな選手を獲得する助けにもなるだろう。ヤンキースはカージナルスの三塁手ノーラン・アレナドに興味を示している」とし、アレナドはトレード拒否権を持っているが、ゴールドシュミットとの友情が移籍の後押しになる可能性があると記している。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]