本の街ブエノスアイレスで実感、日本の「読み聞かせ」文化3つの良さ!我が子に10年続けた結果もレポ
【写真】
海外ママたちも興味津々!「日本の本に親しむ文化」3つのすごさとは?
書店の子ども向けコーナーも充実しており、親子で一緒に本を選ぶ姿もよく見かけます。 日本と同様、夜寝る前に一緒に本を読む習慣は大切なものと考えられていますが、教育熱心な方が多い周りのママたちでも「毎日は読んでいない」と話す方がほとんどでした。 そんな彼女たちが日本に対して感心していたことが3つありました。
①保育/幼稚園・学校などで、読み聞かせの機会が多いこと
日本の保育園・幼稚園では、ほぼ毎日読み聞かせの時間があるところも多いと記憶しています。 また日本の小学校や去年まで通っていた日本人学校でも、毎月保護者による読み聞かせボランティアがありました。 アルゼンチンの幼稚園でも読み聞かせは週に何回か行われているそうですが、「もっと増やしてほしい」と話すママが多く、日本では小学校入学後も定期的に校内で読み聞かせ活動があることを褒められました。
②図書館・児童館や「音読」宿題など、本に親しむ取り組みが浸透
日本では、近所の図書館や児童館でも読み聞かせが行われ、長期休みには本にまつわる子ども向けのイベントなどもよく開催されていました。 今アルゼンチンで住んでいるエリアは子どもが多く学校はたくさんありますが、児童館のような場所はなく、図書館の利用者は大人が多い印象です。 またみんなが感心していたのが日本では馴染み深い「音読」の宿題。 特にプレゼンの講師業や語学教師をしている友人たちが「本や言葉に親しむためアルゼンチンでも採り入れてほしい」と熱く語ってくれました。
③赤ちゃん親子に絵本をプレゼント!
私は子どもたちが生まれてすぐ、当時住んでいた自治体から絵本をいただきました。 同様の経験がある方は多いのではないかと思いますが、そのエピソードについても素晴らしいと驚いていました。 今回改めて調べてみたところ、これは「0歳児健診などの機会に読み聞かせ体験と絵本をセットでプレゼントする」という英国で発祥した取り組みで、「ブックスタート」という活動なのだそうです。 運営するNPOブックスタートのHPによると、2024年2月末現在、全国1474もの自治体で「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」が実施されているといいます。 ***** 地域差はあるとはいえ日本で暮らしていると一般的なことが多いと思うのですが、海外のママたちと話したことで「日本は子育てをする中で自然と本に親しめる環境がある」と実感する良い機会になりました。