コロナ禍で来日、言葉の壁を乗り越え…柔道女子57キロ級グアム代表のマリア・エスカノ(仙台大)がパリ五輪に挑む
強敵ひしめく女子57キロ級で「独特の空気」を味方に
マリアが出場する柔道女子57キロ級は7月29日に試合が行われる予定。この階級は日本代表の舟久保遥香選手、カナダ代表の出口クリスタ選手ら強敵が名を連ねる。
日本女子代表監督としてリオ五輪を経験した南條総監督は「オリンピックは独特な空気がある。その空気を味方にできるような準備をして、仙台大学で培ったものを出し切ってほしい」と期待を込めた。グアム代表ではあるが、仙台大柔道部の看板を背負って挑む五輪でもある。世界最高峰の舞台で、恩師と歩んだ4年間の集大成を見せる。
(取材・文・写真 川浪康太郎)