夫の扶養に入っており「年間で130万円までしか稼いじゃダメ」といわれています。控除の節税効果ってそんなに高いのですか?
130万円の壁は国も対策を講じている
扶養内で働く人たちにとって130万円の壁は必ず遭遇する問題です。しかし、近年は国も対策を講じており、一時的に130万円を超えてしまった場合には会社が申請を行うことで一時的に認める制度も設けています。飲食店や宿泊施設など、繁忙期がある仕事に就いている場合はこちらの制度を勤め先で確認するのもいいでしょう。
雇用形態は自分や家族にあわせた選択が必要
フルタイム勤務にはデメリットだけでなく、メリットもありますが、まだ子どもが小さかったり、介護に携わっていたりする方など、生活によっては扶養内で働く方がいいこともあるでしょう。しかし、子どもの手が離れたり、一段落して時間にゆとりができたりするなら思い切ってフルタイム勤務に変更するのもおすすめです。 扶養の範囲だけにとらわれるのでなく、家族や自分にとってもっともいい選択を行いましょう。
働き方は節税と将来を見通そう
年間の収入が130万円の範囲で働くと、夫の扶養控除を受けられるため節税対策になります。しかし、その一方で将来に備えられないという点がデメリットです。 これから収入を増やしたい、また将来に向けて用意をしたいという場合は、働き方を再考してみてもいいかもしれません。 出典 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 全国健康保険協会 協会けんぽ 令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部