難解な「二極化相場」で実践してみたい"負けない投資手法"
日経平均は高値圏をキープしているのに、個別銘柄は明暗が分かれる展開が続いています。こうした局面ではどのように行動するのがベストなのでしょうか(撮影:梅谷秀司)
日経平均株価は3月に4万円を超え、史上最高値を突破したあとは、やや軟調な動きではありますが高値圏をキープしています。個別銘柄への投資をしない方は、日経平均だけを見て「相変わらず日本株は強いなあ」という印象を持つかもしれません。 しかし、実際に個別銘柄に投資している個人投資家の感覚からすれば、日経平均が日本株の現状を表しているとはとても言いがたいと感じるのが現状ではないでしょうか。 例えば、東証グロース市場の小型成長株の動きを表す東証グロース市場250指数は、3月初めからジリジリと下げ続け、5月24日も年初来安値を更新しました。日経平均のチャートと見比べると、「同じ国の株価指数か?」というくらい異なる動きです。 個別銘柄でも、グロース市場の銘柄は株価下落が続いているものが多いです。その一方で、年初来高値のみならず、上場来高値を更新する銘柄も、東証プライム銘柄を中心に少なくありません。 筆者は日々、数百銘柄の株価チャートを見ていますが、まさに右肩上がりの銘柄と右肩下がりの銘柄の双方が数多くある「二極化相場」の様相を呈しています。
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足立 武志